釣り歴約30年、釣りを愛してやまない男、たーさんです。
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悩んでいる人
以上の悩みを解決できる記事を用意しました。
ご紹介する「オモリグ釣法」を知ることが出来れば、イカ釣りで釣果を伸ばすことが出来たり、イカ釣りをもっと楽しめると思います。
イカ釣り大好きなたーさんが紹介します。
オモリグの基礎から準備、釣り方など紹介するので、ぜひ読んでみてくださいね!
目次
1.オモリグ基礎編
1−1.オモリグとは?
船でのイカの釣り方は、電動リールを使用してたくさんのスッテを使った釣り方や、最近人気のイカメタルゲームなどがあります。
イカメタルゲームではタックルや仕掛けもシンプルでイカのあたりをダイレクトに捉えてフッキングでかけていくゲーム性の高い釣りです。
イカメタルはドロップリグと言って、基本的には1番下に鉛スッテ、その上にエギや、ウキスッテをつける仕掛けです。
オモリグはイカメタルのドロップリグの様な仕掛けで、中間に20号〜40号のオモリをつけて、ひとヒロのリーダーの先に2.5号のエギをつける仕掛けです。
潮の流れや、状況によって有効になる釣り方で、大物を狙い撃ち出来る釣り方がオモリグです。
山陰や北陸エリアでは、かなり前から中オモリ式釣法が主流でした。それが進化を重ねてオモリグ釣法として確立されました。これからさらに注目を浴びる釣り方だと思います。
オモリグでは、大剣(大きいケンサキイカ)が釣れやすいと言われています。
その理由に、オモリグのフォール中や潮の流れに乗ったエギは水平姿勢をキープし自然にアピールしてくれ、イカを抱かす時間が長く大物にも効果的みたいです。
さらに、船でのイカ釣りは、漁火を灯します。その漁火に集まった小魚(ベイト)、それを食べる中型魚、イカが群れになって灯りに集まってきます。
遊泳力のない小さいイカは餌を追い回す事が難しく群れになって固まってます。大きいケンサキイカは、遊泳力があるので、単独で群れから離れた暗闇からえさを狙っています。
スピニングタックルでのオモリグではショートキャストで暗闇にいる大物を狙うわけです。実際、オモリグの方がドロップリグよりやはりサイズに差がでます。
逆に群れが大きくて活性が良い日の数釣りには、イカメタルのドロップリグが活躍します。私自身、両方用意して、状況に合わせて使い分ける方法をおすすめします。
1−2.メインターゲットはケンサキイカ
ケンサキイカは、地方によって様々な呼び方、があります。
関東では【赤イカ】山陰では【白いか】その他呼び方は様々。ヤリイカ、アオリイカに並ぶ高級イカです。旬は地域によって違います。
食べても本当に美味しい。刺身、沖付け、一夜干し(オススメ)、天ぷら、炒め物など調理もしやすいし、絶品!
そんなケンサキイカを味わえるイカ釣りは釣り人にとって最高のターゲットになります。
1−3.オモリグのシーズン
イカメタル、オモリグのシーズンはポイントによって変わってきます。
山陰地方でのシーズンを紹介すると、5月下旬から6月いっぱいは数はあまり伸びないが、胴長45cm以上にもなる大きいサイズが釣れる時期。
7月~9月頭は、ハイシーズンになります。サイズは中型メイン。
9月~は秋イカが釣れだし、初心者には釣りやすい時期。
地方によって違うので行く地域で調べて下さい。
2.オモリグ準備編
2−1.オモリグ専用ロッド
長さは、7ft前後のもので、バーチカルに攻める場合はベイトタックル。
オススメはスピニングタックル仕様でショートキャスティングする釣り方です。
オモリ20号から40号を操作でき、スピニングタックルではキャストに対応したロッドを選んでください。
小さなアタリが取りやすい柔軟なティップで大きなアクションに負けないバットパワーがあるものが良いでしょう。
専用のロッドを使うのが一番ですが、テンヤ用や、キャスティング鯛ラバロッドなどでも代用できます。
本気で取り組むならやはり専用がおすすめ。
しゃくりを入れる釣りなので、タックルの重さにも注意。手首などの負担を考えましょう。
オモリグ専用ロッドは下記記事でまとめています。
2−2.オモリグで使えるリール
リールについては、オモリグでバーチカルに攻める場合はカウインター付きのベイトリール、ショートキャストをする場合は、スピニングリールの2500番~3000番のハンドルを替えて使っている人も多い。
おすすめは、20号~40号のオモリをきれいにワンピッチジャークでラインの巻き取りができてパワーがあるリールです。
ダイワで言えば3000番~4000番、(LT5000~6000)ぐらい、シマノで言えば5000番~6000番ぐらいが最適なのではないかと思います。
いきなり大型リールを導入するのに抵抗がある方は少し小さめのリールでも全然大丈夫です。
その場合は、ハンドルはパワーハンドルに交換した方が良いと思います。
オモリグに使えるリールは下記記事でまとめています。
オモリグに最適なリールはこれ!おすすめオモリグで使えるリール10選!!2−3.オモリグにおすすめエギ
エギの選び方は、基本は2.5号で大丈夫です。大きい大剣を狙うときは3号を使用しても良い。
カラーは、その日によってヒットカラーは変わります。周りの人の釣れているカラーを使ったり、カラーをローテーションすることも大切です。同じ色ばかりだと急に釣れなくなったりもします。
水中姿勢にこだわった作りのものやグロー、ラトル入りなど色々試してみましょう。
地域でもご当地カラーの様なその地域で有効なカラーもあるので現地の釣具屋で情報を聞いてから買うこともいいかもしれません。
オモリグに使えるエギは下記記事でまとめています。
オモリグに使えるエギの紹介!オモリグにおすすめエギ10選+新商品!!時期・日によっては必要になってくる邪道エギは下記記事で。
オモリグで邪道エギを検証!結果は、、、あり!?2−4.オモリグ仕掛け・オモリ(シンカー)
道糸(ライン)はPE。細い方が感度が良い!
オモリグに適正な道糸はPE0.5〜0.8号でOK。おすすめは、PE0.6号です。細いラインの方がアタリが取りやすくなります。
水深が深い場所を釣る場合もあります。高切れしても大丈夫なように200m以上のラインを巻いておきましょう。
リーダーは3号か4号。仕掛けの号数に合わせよう。
オモリは専用のものも多数出ています。
潮の流れによって重さを変えないといけないので幅広くそろえておくことが大切です。地域によっても変わってくるので大体の目安は船長さんに聞いて下さい。
サゴシなどが回遊しラインを切られる時期はオモリは地味なカラーを選びましょう。
オモリグ仕掛け・オモリは下記記事でまとめています。
オモリグ用仕掛け・シンカー紹介!2−5.その他の必要な道具
イカの持ち帰りに必要なクーラーボックス、それにおすすめのバットです。
持ち帰り方は3−4で説明していますので参考にして下さい。
3.オモリグ実釣編
3−1.ドラグの設定
イカ釣りでのドラグ設定は重要です。
ワンピッチジャークでジッっとラインが出るぐらいがおすすめです。
アタリがあった時にあわせて身切れする可能性もありますし、リール巻き上げている時にダイケンの引きでら身切れしないぐらいの調整をしましょう。
3−2.バーチカルでのオモリグ
ベイトタックルの場合は、バーチカルに落として数回シャクリ、ステイでアタリをとります。
カウンタ付きのベイトリールで釣れる棚、深さを重点的にシャクリ、ステイで攻めます。
違和感、やティップの変化、アタリを感じたらあわせを入れて巻き上げるときはポンピングを入れずにあわてずに巻いて下さい。
早く巻きすぎると身切れします。
バーチカルでも、状況によってはドロップリグよりはるかに結果が出るときもあると思います。
3−3.キャスディングから釣り方
船の照明が当たる場所より少し外側の暗い場所を目掛けてキャストします。
着底後、数回シャクってテンションフォール中にアタリをとります。数回シャクリ、テンションフォール、着底を繰り返してアタリをとります。
シャクリの回数によって棚(深さ)を合わせていきます。エギを潮になじませて水平に誘う横の釣りです。
この漂うエギがドロップリグとの差が出るところです。スレイカも思わずエギを抱いてしまいます。
様々なアタリ(ティップが微妙に入ったり、もたれたり、違和感を感じたり)を、感じて掛けていく釣りです。
巻き上げは慎重に。
3−4.釣れたイカの持ち帰り方法
イカを釣り上げると船に設置してある個人生簀に入れて生かしておきます。
数がたまってくるとザルの様なものに移して墨を吐かせます。
イカが吐く墨や海水がイカの鮮度を落とすみたいなので墨をしっかり吐かせてからクーラーボックスに入れます。
1番下に保冷剤を敷き詰めた上にイカ用のアルミトレーなどを買って段々に積んでいきます。吐いた墨や海水も下に落ちていく構造になっているのでおすすめです。
美味しいイカを持ち帰りましょう!
4.オモリグ関連テレビ番組の紹介記事
四季の釣り 日本海でイカメタル&オモリグ パラソル級の剣先イカ連発! ルアルアチャンネル 第353回放送(7/7)広瀬さんと兵庫県三尾イカメタル&オモリグオモリグまとめ
オモリグは時期、潮、様々なら状況で違いが出せる釣り方です。
スッテを沢山つけた釣り、イカメタルドロップリグ、オモリグ、全て経験してきた私ですが、その中でもオモリグはアクティブな攻めの釣りでしかも大型のイカも狙えて本当にもっと上手くなりたいと思える釣りです。
一度経験するとオモリグの凄さがわかると思いますので、是非挑戦してみて下さい。