【黄変しないエポキシ樹脂徹底比較】レジンテーブル用エポキシレジン編

【黄変しないエポキシ樹脂徹底比較】レジンテーブル用エポキシレジン編

今回は、黄変しにくいと言われているレジンテーブルのキャスティング用のエポキシ樹脂の中でも、特に評判の良いレジン5種類を黄変比較しました。

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比較商品の紹介

1つ目は大本命、最も愛用者が多く見かける高性能で有名なFLAWLESS RESIN(フローレスレジン)注型用
2つ目はカナダの世界的トップメーカー、日本でも愛用者が多く高評価のecopoxy(エコポキシー)Flowcast(フローキャスト)
3つ目は日本の老舗ネットショップで古参ファンが多いFRP-ZONE 超クリア注型用エポキシウッドレジ
4つ目は、口コミの評価が高く愛用者の多いWANT リバーテーブル用エポキシレジン
5つ目は情報がありませんが、アルアートレジンという新発売された2液性エポキシ樹脂。レジンを調べている時にちょうどリリース記念で安くサンプルを手に入れる事が出来たので一緒にテストしました。
とてもこだわって開発された製品のようです。

比較実験

硬化後

硬化させた時の透明度順
1.フローレスレジンが最も綺麗な無色透明でした。
2.エコポキシーは購入してすぐでしたが硬化剤が少し黄色く、硬化しても他と比べるとうっすら黄色くなっておりました。透明度は高いです。
3.FRP-ZONEのレジンも透明度は高いですが、無色ではなく青いです。
4.アルアートレジンも透明度は高いですが、硬化するとかなり黄色くなりました。熱で樹脂が焼けてしまったのかもしれませんが、全て同じ条件で硬化させているので他と比べると大きな作品には向かないのかもしれません。
5.WANTのレジンは無色に近いですが、白っぽく濁っておりこの中では最も透明度が低かったです。

6月から屋外の日照時間の長い場所に設置して、真夏の過酷な状況で黄変を測定します。

3日後

FRP-ZONEのレジンとアルアートレジンに変化がありました。
FRP-ZONEのレジンは既に黄変が始まり、アルアートレジンはなぜか黄色が薄くなりました。

1ヶ月後


FRP-ZONEのレジンとエコポキシーはかなり黄変してきました。この2つはかなり黄変が早いです。
アルアートレジンも少し黄変が進行しています。
WANTのレジンとフローレスレジンは一切黄変していません。真夏の日当たりの良い屋外でこれはかなり優秀です。

2ヶ月後


FRP-ZONEのレジンとエコポキシーは同程度の強い黄変具合です。
アルアートレジンは全体が少しずつ黄変しています。
WANTのレジンはこの時点で表面だけうっすら黄変が始まりました。
フローレスレジンは一切変化がありません。

6ヶ月後


FRP-ZONEのレジン、エコポキシー、アルアートレジンは全体がしっかり黄変しました。
WANTのレジンも全体が黄変してきました。
フローレスレジンはここでやっと、横から見て光に透かすとうっすら分かる程度に上部表面だけが黄変しました。上部以外は全く変化が無く、綺麗な無色透明を維持しています。

1年後

フローレスレジンは1年経ってもほとんど変化が無く、綺麗な無色透明のままでした。

黄変しにくい2液性エポキシ樹脂ランキング

結果、最も黄変しないのはフローレスレジンでした。
黄変しにくいと評判の良いエポキシ樹脂を集めてテストしましたが、比べてみるとかなりの差がありました。フローレスレジンはこの中で1番硬く、表面の仕上がりも綺麗なので、品質・コスパ共に1番のおすすめです。

1位 FLAWLESS RESIN(フローレスレジン)注型用

2位 WANT リバーテーブル用エポキシレジン

3位 アルアートレジン

4位 FRP-ZONE 超クリア注型用エポキシウッドレジン

5位 ecopoxy(エコポキシー)Flowcast(フローキャスト)

参考1kg単価比較

フローレスレジン 注型用 / kg単価¥2,250
WANT リバーテーブル用 / kg単価¥2,420
アルアートレジン/ kg単価¥4,810
RP-ZONE 超クリア注型用エポキシウッドレジン / kg単価¥3,696
エコポキシー フローキャスト/ kg単価¥3750

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